今年も 残すところわずかとなりました。
当校にとっても 新校舎で迎える初めての年であり、気持ちよくスタートした一年でした。
今年一年の各学年の授業~
広々とした実習室を活かした授業を中心に 一部を紹介したいと思います。
まずは1年生・・・
ベットサイドの実際(環境)を再現し、療養生活における安全について
考え、事故をどうしたら防げるかについて 考えました。
戴帽式の後は 本格的に基礎実習へ向けて演習の日々・・・
事例の患者さんを基に どのような方法で援助をおこなうかを検討しながら
看護技術の練習に明け暮れました。
次は2年生です。
老年看護援助論より
実際に加齢に伴う身体の変化(視力低下、姿勢の変化、肢体の感覚の変化など)を
疑似体験できる教材を装着し、
高齢者の方がどのような思いで生活しておられるかを体験しました。
普段の自分達には なんてことない動作のひとつひとつに 時間が掛かります・・
この体験が、おおいに想像力の助けとなり、
実習や援助をおこなう上での患者さんへの配慮へ活かされますように。
そして 3年生の「統合演習」です。
これまでの3年間の学びを活かして、看護の実践を。
実際に 事例を通して 状況を再現し、模擬患者、看護師役を演じながら
どのように対応するのか?
実際に 自分達で実践してみます。
グループで 取り組み、色々な視点で それぞれの対応について意見交換し
検討していく演習をおこないました。
三年間の授業全てが 看護師という専門職の養成を目指した
取り組みの積み重ねです。
冬期休暇に入りましたが 心身を休めつつも
真摯に学んだ一年をふり返る時間も大切にしてほしいとおもいます。
今年一年ありがとうございました。
よいお年をお迎え下さい。
『若い女性と婦人科がん~婦人科がんから 現代女性のライフスタイルを考える~』
寒さも一段と強まり、空気の乾燥する季節となりました。
さる12月11日(月)に 上天草看護専門学校の2年生、3年生を対象に
熊本大学大学院生命科学研究部 産科婦人科学 片渕秀隆 教授による
若い世代へのがん予防講演会が開催されました。
ライフスタイルの変化により、子宮頸がんが20~30代の若い女性に急増していること、
発生要因の多くに ヒトパピローマウイルスの感染が関与していること、
妊娠をきっかけに発見されることも珍しくないことなど、
講演を聴くことで身近な病気として 受け止めることができたと思います。
講演の中で時折、学生への質問もありましたが、
看護学生でもあり母性の講義で学んだことを活かして 返答している人もいたようです。
ユーモアのある分かりやすい講演は学生にとって、とても有意義な時間となりました。
また、今回の講演を通して、
子宮頸がん検診の必要性を感じた学生も多かったのではないでしょうか。
片渕秀隆先生、貴重な講演をしていただき、本当にありがとうございました。
あっという間に さわやかな 蒼く高い空が
見渡せる季節 が やってきました。
先月 10月13日の佳き日に 41期生が晴れて戴帽式を迎えました。
戴帽式は 看護学生としての立志式のようなものです。
皆さんで暗唱した「ナイチンゲール誓詞」の誓いの言葉は
練習したどの時よりも 重みをもって それぞれの胸に響いたのではないでしょうか。
今日 戴いたナースキャップと
ろうそくの灯りの輝きは 一生の想い出になられたと思います。
これから本格的に 実習に向けて 臨床看護学総論の演習等が始まります。
今日この日の誓いを胸に これからの忙しい日々を
全員で協力し合い、乗り切っていきましょう!
御来校戴きましたご来賓の方々、保護者の皆様方 誠にありがとうございました。